熊本で相続税申告ならGrowth（グロース）税理士事務所の財産目録作成

財産目録は、被相続人の財産について、それぞれの詳細を一覧でわかるように、まとめられたものです。

財産目録の作成は、必ず作成しなければならない、法律等でその作成が義務付けされているものではなく、また、財産目録の作成にあたって、決まった形式はありません。ただし、当事務所においては、円満、円滑で「幸せな相続」を実現するためには、必要不可欠なものであると考えております。

また、財産目録の作成は、相続開始後だけではなく、財産目録の作成は、相続が開始する前のお元気なうちに作成することも必要であると考えております。

相続が開始する前のお元気なうちに、財産目録を作成した方がよい理由の一つとしては、相続人に、相続手続きをスムーズに行ってもらうためです。特に、別居しているお子様等であれば、親の相続財産が、どこに、いくらあるのか等把握することは難しい状況にあります。そのような場合、被相続人のご自宅に何があるのかを探すことからしなければなりません。通帳を見つけて、その通帳のある金融機関に行く、といったような流れです。相続手続きが非常に煩雑になり、時間も要します。

そのため、そのような流れにならないように、あらかじめ、どこに、いくらあるのか等、財産目録を親が作成しておくことで、お子様が相続手続きをスムーズに行うことができます。

相続が開始する前のお元気なうちに、財産目録を作成した方がよいもう一つの理由のとしては、遺言書の作成準備をすることができるためです。財産目録を作成すれば、ご自身の相続財産が、どこに、いくらあるのかをご自身でも整理することができます。

それぞれの相続財産を誰に渡したいのか、ご自身でイメージすることができ、必要に応じて、遺言書を作成するにあたっての留意点等も整理できるのではないでしょうか。

財産目録は、相続開始後に作成する場合においても、非常に役立ちます。

相続開始後に財産目録を作成した方がよい理由の一つとしては、被相続人の財産目録を作成することで、相続税の計算をするために役に立つということです。もし、相続税の申告が必要となった場合には、相続税の申告書には、財産目録に記載されている財産を転記していくことになります。そのため、相続税申告書の作成にあたっても、財産目録を作成しておくことで、その手間を削減することができます。

相続開始後に財産目録を作成した方がよいもう一つの理由としては、財産目録を作成は、円滑、円満な遺産分割の話し合いのために、非常に役に立つということです。相続人全員で、被相続人の遺産分割を行う際に、相続財産の一覧が記載されている財産目録を作成しておくことで、わかりやすく、相続人同士の話し合いがスムーズに進み、遺産分割協議が円滑、円満にまとまる可能性が高くなります。そのため、遺産分割協議を行う前には、まずは財産目録を作成することをおすすめしています。